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つい先日、Xperia GXに購入時についてきたMH-750が断線しかけていることをきっかけに同じくSony製のXBA-10IPを購入しました。MH-750自体の音質は、よくも悪くも私が個人的にイメージしがちな低価格帯のソニーサウンド（いわゆるドンシャリ系。高周波数音域と低周波数音域が強調されて聞こえる）だったのですが、付属品ということを考えると十分な音質だったと思います。

私は電車とかバスとか移動中に音楽を聞くことはほぼないので、遮音性やノイズキャンセルとかは必要ないのですが、静かな場所で音楽を聞くことはありますので、音漏れするのも問題です。そこでやっぱりカナル型のイヤホンが選択肢に上がるわけですが、その中でもちょっと気になっていたXBA-C10を最初に検討しました。図１を見ていただければすぐお分かりいただけると思いますが、タッチノイズとか自分の呼吸が聞こえないようにするためにシュア掛けすることが極めて困難な形であることがお分かりいただけるかと思います。そういうわけもあって後継機種のXBA-10IPを購入しました。

まずは、音質などの私なりの簡単なレビューから。

高周波数音域のなりかた

★★★★☆（5段階中4）

コメント：イコライザ等を利用しないとあまり聞こえてこないかもしれませんが、イコライザで強調すると綺麗に鳴ります。

中周波数音域

★★★★★（5段階中5）

コメント：イコライザ等を使わないとよく聞こえる領域です。聞いていて心地良い音です。

低周波数音域

★★☆☆☆（5段階中2）

コメント：はっきり言って、しっかりした低音が欲しい方にはオススメ出来ません。

総評：音圧が高く調整され、低音域がよく響く音楽（例えばJpopやアニソンなど）を聞くと、イコライザを使わない限りなんだか物足りない感じがしてしまうかもしれません。また、オーケストラ演奏が使われている楽曲などもそのままでは物足りないように感じるかもしれません。これはこのイアホンが低周波数音域と高周波数音域があまり出ず、中周波数音域がよく出るいわゆるかまぼこ型だからだと思います。かまぼこ型といっても、出ないわけではないので別途プレイヤー内蔵のイコライザなどを使えばきっとあなたの好きな音質に設定できるのではないかと思います。音の解像度とか、定位感は値段の割には割と良いのではないでしょうか。また、かまぼこ型だからか全体的に聞き疲れしない音だと思います。サ行が刺さるということもありませんし、疲れやすいような低音も出ません。特に低音はイコライザ等を使っても、大きなスピーカで大音量で鳴らすとお腹に響くような周波数の音は出ませんし、そこに物足りなさを感じる人がおられるかもしれません。

続いてXperia GXでこのイアホンXBA-10IPを使う方法です。残念ながら内蔵されているコンデンサマイクや”＋”や”−”といった音量調整ボタンは機能しませんが、真ん中の物理ボタンで音楽を一時停止/再開することは可能です。ただ、そのまま接続するとなぜだかXperia GX（SXも？）では認識されず、イヤホンから音を聞くことができません。同様の不具合は某掲示板などによると、Apple EarPodsでも起こっているそうでXperia GXではApple仕様のイアホンは使えないようです。（Xperia TXのJB版でも起きているようです。でもなぜかXperia Tは大丈夫らしい）

Xperia GXでこのイアホンを使う方法は簡単です。イヤホンを①か②のボタンを押しながらXperia GX本体に挿せばOKです。あるいは、本体にさした後すぐにボタンを長押しすれば正しく認識されると思います。（2013年7月27日現在 ビルド番号：9.1.C.0.475）

※最初からXperia GXで使うことを前提にされる場合は、リモコン無しのXBA-10か、Android向けのXBA-1VPを購入されることを強くおすすめします。万一正常に動作しなかったとしても私は責任を取らないことを予めご了承下さい。また、仮に動作したとしても今後の端末のアップデートで動作しなくなることもあるかもしれません。こちらも責任を取りません。

※どなたかApple純正のイアホンでの動作確認もしてくださると助かります。

通常版（コントローラなし）SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-10/S

iPhone仕様（コントローラあり）SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー シルバー XBA-10IP/S

スマートフォン仕様？（コントローラあり）SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー 1VP XBA-1VP