ついに先日始まった、Xperia GX/SXのJBへのアップデート。
ドコモ公式ウェブサイトではカメラのUIやXperia Home、タスクマネージャー、PoBoxの変更点についてふれていますが、こういった大規模なアップデートではそれ以外の細かい部分がこっそりと変更されることが多々あります。更に詳しい変更点などはソニーモバイルコミュニケーションズのウェブサイトに掲載されていますが、そこにも載っていない変更点で私が気付いたものをまとめてみました。
【カメラ・メディア関連】
- ビデオ撮影時のステレオ録音のサポート
- ICSではXperia GX/SXともにメインマイクとサブマイク(ノイズ低減用)が搭載されているにもかかわらず、動画撮影時にステレオ音声で音声が記録されず、個人的にはかなりがっかりしてました。Xperia Zなど同様にマイクを2つ搭載しているJBな機種ではステレオ録音ができていましたので、ちょっと期待していましたが無事にステレオ録音できるようになり嬉しい限りです。ちなみに、GB→ICSへのアップデートされたXperiaシリーズはどうやらモノラル録音になるようになったようですので、ソニーモバイルコミュニケーションズのICSでの仕様だったのかもしれません。
- 9:16の動画撮影機能のサポート(1080×1920など)
- 撮影時の端末の向きに合わせて、動画を回転して保存するようです。(厳密には動画自体は1920×1080などの16:9で保存され、90度回転といったタグが記録され、プレイヤーが対応していれば回転しているのではないかと思います。例えば、プリインストールのムービーでは回転されますが、MX動画プレイヤーなどでは16:9の動画が再生されます。)
※2013年7月16日追加
- ビデオ再生能力が若干向上(?)
- 私は、新しい機種を手に入れるたびにその機種の動画再生能力の限界を試すために様々な動画の再生を試すのですが、本機種は1080pまで、ほとんどの動画が搭載されているGPUにりよりなめらかに再生可能でその滑らかさはGeforce 9400MなMacBook Proを凌駕するものでしたorz
- そんな中、今まで再生するとブロックノイズが一部発生する動画(1080p,30fps,H.264 High profile@25000kbps,48KHz Quicktime AAC@320kbps)が綺麗に再生できるようになりました。元からAdreno系は動画再生がなめらかで綺麗なのですが、SH-03Cの時もOSのバージョンアップにっよって動画の再生がよりなめらかになった事がありましたし、OSのアップデートによってGPUのドライバが改良されるのは恒例なのかもしれません。。。
【電源関連】
※2013年7月16日修正
- データ端子がショートされていない状態での充電のサポート(部分的?)
- これも、ビデオ撮影時のステレオ録音の件と同様にGBでサポートされ、ICSでオミットされ、JBで復活した機能だと思います。歴代Xperiaやその他のAndroidをお使いの方はUSBケーブルと充電器の選び方に困られた経験がおありの方も結構おられるのではないでしょうか。買ってきて繋げたいいが、全く充電されないとか。私もいろいろな人にこの件で相談を受けたことがありますが、最近は各社対応してきたおかげかほとんど相談を受けなくなりました。このように、今まではケーブル側でD+とD-をショートさせてXperia GXに接続しないと充電されなかったのですが、アップデート後は充電できるようになりました。
- 2013年7月16日加筆部:すべての機器で充電することは不可能なようです。例えば、以下の画像の充電器ではアップデート前では”USBデバッグが接続されました”と表示されていましたが、アップデート後には充電できるようになりました。(USBとしてではなく、ACとして高速充電されるようです。)
【ディスプレイ・センサ関連】
2013年7月8日追記
- ユーザアプリケーションでのライトセンサー(光センサ;TYPE_LIGHT)の値の読み取りのサポート
- ユーザアプリケーション(Google Playストアなどでインストールできるアプリなど)での定数TYPE_LIGHTの値の読み取りが可能になったことで、例えば端末の光センサを用いて入射光式露出計アプリの”beeCam LightMeter”などが利用可能になります。計測される明るさの単位はルクスで、計測される値は4ルクス単位になります。(したがっておそらく計測されるるクスは4の倍数のはずです。)なお、実際に計測される値の精度については計測できる環境がないため保証できません。
“beeCam LightMeter”でルクスの値が計測される様子
【Wi-Fi, 通信関連】
2013年7月8日追記
- Wi-Fiがうまく接続できない場合(DHCPでローカルIPアドレスが手に入れられない場合など)に再接続ボタンが表示されるように。
- 下記の画像のように、うまくDHCPサーバからローカルIPアドレスが取得できなかった場合などに再接続ボタンをタップすると、そのWi-Fiアクセスポイントに再接続を試みることができるようになったようです。ICSではなかったと思いますので念のため。
その他、更に細かい変更点があると思いますが、現地点で私が見つけた変更点は以上です。また気づけば追加していく予定ですが、何かお気づきの方がおられれば教えていただけますとちょっと嬉しいです。
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